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動物と触れ合うということ。

2009年03月22日 23:42

先日行った奈良公園でつくづく思った事。それは、最近の人たちは動物との接し方を知らなさ過ぎる、と言う事。
友人と奈良公園内を散策していた時、2頭のオス鹿が頭をぶつけ合って喧嘩をしていました。そのオス鹿たちの元に、3・4歳くらいの男の子がはしゃぎながら近づいて行ったんです。触ろうと思ったんですかね。
もちろん近くにはその子の両親もいました。
普通なら絶対止めるシチュエーションです。なのに両親は何も言わず、見てるだけ。きっとその状況が「危険だ」と言う事にすら気付いてなかったんでしょう。
案の定、気が立っていたオス鹿の一頭が男の子に頭突きをしました。
鹿の角きりはもう終わっているので、角で刺される心配はないとは言え自分より遥かに大きい動物にいきなり突っつかれた男の子は痛さと恐さで泣き出しました。そこで初めて、その子の両親は男の子に駆け寄りました。そしてその時の母親の目。「いきなり何するのよ」とでも言いたげな顔で鹿を睨む母親。
その時に、無性に腹が立ちました。
「何であんたは何も知らないんだ」と。
保護されているとは言え、鹿は立派な野生動物。小さい子を連れて行くのなら尚更、接し方ぐらい覚えて行けよ、と。
いくら普段からエサを貰っていて人慣れしているとは言え、相手は野生動物なんです。例え飼い慣らされてたって野生の本能が消える事は絶対にありません。
ましてや、これから発情シーズンに突入するオス同士の喧嘩。
危険なのはどう見ても明らか。公園内にもたくさん看板が立っています。「危険ですから近づかないように」と。

また別の場所で、男の子が鹿をずっと追いかけていました。
「ヨシヨシしてあげるんやんか!」と言いながらね。子供相手に大人げないと思われるかもしれないけど、ぶん殴ってやろうかと思いましたよ正直。どんな相手だって愛情の押し売りは迷惑なだけ。鹿は撫でられる事を望んでもいないし、また「ペットじゃないので撫でないでください」と注意書きすらされています。
元来臆病な動物の鹿。追いかけられれば必死で逃げます。
だけどもし。もし万が一、振り返って反撃してきたら?男の子が噛み付かれでもしたら?途端に悪いのは鹿になってしまう。
誰も「追いかけた男の子」を責めたりはしない。そんな状況でも両親は知らん顔。注意する訳でもなく、見守る訳でもなく。
奈良公園の鹿は保護動物なので、処分される事はまずありません。
でもこれが他の場所、例えば動物園やサファリパークだったら。
一度人を襲った動物は、また襲うかもしれないという理由で処分される事もあります。
何度かあったサファリパークの猛獣ゾーンでの事故。車から出たらダメだって普通に考えたら分かるのに出た挙句、襲われて、襲ったトラは処分されました。
どうしてでしょう。悪いのは人間なのに。
どうして人間は罰せられないのでしょう。

子供の時に、親が動物との接し方を教えるのは絶対必要だと思う。
無闇に触ろうとして噛み付かれた、そのせいで犬が嫌いになって、やがて犬を憎むようになる。これは極論かもしれないけど、あり得る話。
でも、ちゃんとした接し方さえ知っていれば怪我する事もなく嫌いになる事もない。どんな動物にだって最低限の礼儀と適度な距離が必要だと思う。

私の家に時々、従兄弟の子供たちが遊びに来ます。上は12歳から下は4歳まで。総勢5人がかりでカイと戦います。
そんな時、私は必ずチビたちに言うんです。「カイだからそうしてても大丈夫なんだよ。他所の犬には絶対しちゃダメだよ」って。
身内だと認めた人には何されたって我慢しているカイ。優しいカイ。
時には私より大人な態度でチビたちの相手をしてくれるカイ。
チビたちはいつもウチに来ると、カイとの散歩を楽しみにしています。
散歩中にすれ違う様々な犬たち。そういう時、チビたちはカイと同じように触ろうとします。
だからいつも「まず飼い主さんに触ってもいいですか?と聞く事。良いと言われたら、自分もしゃがんで犬と同じ目線になってまず手の臭いを嗅がせる事。大丈夫そうなら犬の目が届く範囲からゆっくりと触る事」と教えます。
人間の子供だって急に知らない人に頭撫でられたら「何やねんこいつ」と思うはず。犬も一緒なんだよ。そうやって、何でもかんでも自分に置き換えたら、自然と犬の気持ちも分かるし接し方も分かってくるから。
私だってプロでもなんでもないので、完璧には犬の気持ちを理解できません。と言うより出来たら恐いなと思ってます。
カイのちょっとした仕草や表情で、大体の言いたい事は分かるけど、それ以外に基本的に何を考え、一日を過ごしているのか。そんな事は絶対に分からない。だからこそ、一緒にいるのが楽しいんです。
チビたちに襲われ続けて、そろそろ限界だなと思ったらカイがそっと私の側に来て「助けて」と言いに来ます。
私はカイの保護者。そうなれば今度は全力でカイを守るだけ。
チビたちにも「限度」を教える事も大切だから。

私にはまだ子供がいません。だけどいつかもし子供が出来たら、子供が生まれた時から犬と一緒に生活させようと思っています。
その時カイがいれば、カイがお兄さん役。でももしカイがいなければ、カイの子分を迎えて。
昔の人はよく生まれて間もない赤ちゃんを犬に触れさせたらいけないと言っていました。病気になるかららしいです。
でも、必ずしもそうだとは言えません。
あるデータでは、生まれた時から犬と触れ合っていた方がアレルギーになる確率はぐっと下がるらしいです。
犬がいると経済的には苦しくなるかもしれない。だけどそれ以上の物を与えて貰える事を、私自身がすでに経験しているから、私の子供にもそれを経験して欲しい。
犬がいる生活が当たり前になって欲しい。身近な命を大切に出来る人は、どんな命でも大切に出来るはずだと思うから。

奈良公園に話は戻りますが、もし奈良公園に行っても鹿に「鹿せんべい」以外を与えないで下さい。(鹿を守る会の回し者ではありませんよ)
人間が捨てたゴミや面白半分で与えたお菓子の袋などを食べて、毎年どのくらいの鹿が死んでいるか知っていますか??
そんな消化されない物を食べたら腸閉塞を起こすのは当たり前です。
自分が食べた後のゴミが例え紙だったとしても、それを鹿に与えるのはルール違反です。自分の出したゴミは自分が片付ける。それがマナーです。それが出来ないなら、家から一歩も出るな。…と言いたくなるぐらい、最近の奈良公園は汚れています。
この話は奈良公園に限った事ではないですけどね。
都内の池で渡り鳥が冬を越している間に餌付けして、春が来たら帰らないといけないのに体が重くて飛べなくなった鳥もいるそうです。
「野生動物に餌付けは禁止」これは全国共通だと思いませんか??

観光客にはたった数時間の出来事でも、そこで暮らす動物には一生の出来事です。
上手く共存できる世の中になればいいんですけどね。






こんな動物を見かけても決して触らないように。

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